● 今年は「競争力」を磨く年
当社では年初に経営テーマポスターを作成し、社員がいつでも見えるように会社のいたるところに掲げております。今年のテーマは「競争力は、つかんだ課題(仕事)の実情分析、実態把握から」としました。約20年前と比較すると現在の日本の主要貿易相手国は米国から中国に変わっており、国内の地価・株価は大きく下落し、男性の現金給与総額はほとんど増えておりません。一方でデフレ経済が続く中、素材原料は値上がりしています。このような情勢の中でどこに発展の芽を作り育てていくか、また、どのようにして大きく育てていくかを考えていかなくてはなりません。昨年より「競争力」をテーマとしておりますが、今年は「競争力」を磨く年と位置付けました。
● スマートフォン市場動向
Apple社「iPhone」のヒットを契機に、高機能携帯電話:スマートフォンのシェアが急拡大しています。スマートフォンは今までの携帯電話と比べて音楽や映像、ゲームなどのコンテンツが充実しておりますが、それらを楽しむためにはタッチパネルがかかせません。スマートフォンのタッチパネルの多くには「静電容量方式」が採用されています。昨年(2010年)の夏ごろ、タッチパネル市場では「抵抗膜方式」から「静電容量方式」への急速な切り替えがありました。当社製品は「抵抗膜方式」に多く採用されていたため、第3四半期の業績に大きな影響を受けましたが、その後、静電容量方式のタッチパネルへの採用が順調に進み持ち直しております。日本・韓国・台湾・中国を同一市場、同一意識で捉え、ユーザーを直接訪問し、技術レベルでのすり合わせを地道に行ってきた結果によるものと考えております。
● 終わりに
当社は日本のすぐれたプロセス産業技術を活用して、独自の多品種小ロット生産方式、生産技術を作り出すことに成長活路を見出しております。次々と新技術が生み出される市場で、お客様のニーズに早く、確実に応える。そのために実情を分析し、実態を把握する。そして国際的なブランド力、競争力をつけていきたいと考えております。
今後の東山フイルムにご期待ください。
2011年4月吉日