東山フイルムとは
東山フイルム株式会社は、1949年の創業以来フィルムの加工に携わり、進化を遂げてきた技術者集団です。
ポリエステルフィルムの成型加工をはじめた当初から、自社で加工設備を作りメンテナンスも自分たちで行う。その精神はウェットコーティング事業が主力となった今でも受け継がれています。
私たちの加工するフィルムは、用途もお客さまもさまざま。
高付加価値・高品質な製品の提供とサービスの実現に向かって、
すべての部署が一丸となったteam HYNT(チームヒント)は、これからも挑戦してまいります。
営業
社内のあらゆる部署と関わりながら、フィルムと社会を結び、事業を広げる仕事をしています。
お客さまのご要望を引き出し、それを最大限に実現できるよう研究開発部門と一緒に考えたり、国内外問わずお客さまのもとや自社の工場にも頻繁に出向いて直接コミュニケーションをとったりと、日々奮闘しています。
常に市場のトレンドや技術動向にもアンテナを張って、必要な技術的な知識も吸収できるように心がけてもいます。
当社で加工したフィルムが使われた製品が発売され、話題になったりすると、心の中で密かに自慢します。守秘義務で周りに自慢できなくて残念!と毎回思ってしまいます。
研究開発
数多くある材料から最適なものを選んだり、複数の材料を組み合わせたり、毎日試行錯誤を重ねて、お客さまのご要望に沿ったフィルムを作り出す部署で働いています。
多くの場合は、当社からお客さまへシート状のフィルムサンプルを提案し評価をお願いしますが、お客さまの工程等で新たな課題が見つかることもあります。そうした場合は、営業と一緒にお客さまのもとへ出向き、直接会話をした方が課題の理解が深まりますね。
また、実際に製品をつくる機械を使って試験コーティングを行い、「きれいにコーティングできるか」「目標の性能が問題なく出るか」など確認することはたくさんあります。最終的に数々の課題を解決し、製品として販売される瞬間が一番嬉しいですね。
研究の立場から市場ニーズに目を光らせています。
そのうえで、顧客に寄り添い素材の探求として密接な関係にあるメーカーと連携し、最先端の素材、技術を取り入れながら配合設計と続き独自の配合でより高い性能と外観性の優れた設計を追求していく。
性能の追求として直接お客さまを訪問してニーズを把握し、原材料メーカーとの連携によって得られた最先端の情報・知識を結びつけて、最適解へと導きます。市場動向・技術動向を熟知して、お客様のニーズにお応えします。
加工技術
自社の製品を開発する研究開発部門とは少し違い、”お客さまと一緒に”これまでにない新しい製品を作り出す部門です。「正直これは難しいな」と思う案件もありますが、まずはやってみる精神で製品化を目指します。化学的な視点、物理的な視点、素材や塗工液の性質など、様々な角度からアプローチをしないといけませんし、全てが製品化するわけではないですが、失敗からも色々な知見が蓄えられるので、今後も多くの案件にチャレンジしていきたいと思います!
製品化できたときの達成感は、成し遂げた人にしか味わえない感覚です。ゆくゆくは、大ヒット製品を生み出して子供に自慢したいですね!
生産管理(購買)
お客様の希望納期に合わせて工程(コーティングや二次加工)のスケジュール管理や原材料(フィルムや塗材)、副資材の手配をしています。
当社では原材料となるフィルムの製膜は行っていないので、フィルムメーカーに製膜を依頼します。他の材料や副資材なども在庫を不足させないことはもちろん、過剰にならないように適正バランスを意識しながら発注を行います。いわゆる東山フイルムの縁の下の力持ち的な存在です!
納期の前倒しや急な予定変更にも柔軟に対応し、お客さまや営業担当から頼りにされたり、材料手配やスケジューリングなどあらゆるピースがピタッとはまって効率的な生産が出来た時は嬉しいですね。
コーティング
コーディング加工はもちろんのこと、製品の最終検品や評価、出荷準備までを一貫して行います。仕事場はクリーンルーム内で、大きさが新幹線2両分もあるマシーンを5~6人のチームで動かしています。具体的には、ロール状のフィルムをマシーンにセットし、調合した液を均一に塗ります。塗った液は大きなオーブンのような乾燥炉で乾かし、塗り具合の検品をします。そしてまたロール状に巻取り、製品が完成します。
入社当初は全部機械がやるから簡単な仕事だと思っていましたが、装置のセッティングや塗り具合の微調整などは人間が手作業で行う為、高度な技術が必要な仕事だと感じました。
交代勤務で夜勤もありますが、チームで力を合わせ、安定した製品の生産と安全なモノづくりに取り組んでいます!
二次加工
二次加工の仕事内容は一言では語れません。 単純に「フィルムを切る」「フィルムを貼る」だけではなく、その加工内容は多岐に渡ります。
フィルムとフィルムを貼り合わせたり、大きなロール状のフィルムを決められたサイズに切って、お客さまの使いやすい形状にします。最初は「単純な仕事かな」と思いましたが、お客さまや用途も様々で、製品や加工毎に異なる品質基準があるので、それらをしっかりと理解して管理しなければいけません。
もし僕らがミスをしてしまえば、次工程や最終製品にも影響を及ぼしてしてしまうため、常に緊張感をもって仕事に取り組んでいます。同世代の同僚も多く、改善などの意見も活発に出し合える職場です。
設備管理
現在のメインの仕事は設備の保全です。工場内の設備メンテナンスや故障・不具合が起こった時の対応をしています。24時間稼働の生産設備を止めないように予防保全を徹底し工場を支えています。
新規の設備導入時には設備メーカーともやり取りをし、導入まで携わります。既存の設備に関しても「こんなものがついていたら便利」「こんなことが出来れば新しいものが生産できる」という依頼に対応して設備の改造を行うことが頻繁にあります。さらに、自社で設計から機械加工(鉄を切ったり、穴を開けたり)、組立まで行い、メーカーにはない独自の設備を製作することもあります。
様々なことに挑戦できて徐々に技術を身に付けることができる職場なので、日々自分の成長を感じながら仕事に取り組んでいます!
品質保証
その名の通り、製品品質の維持・向上を目指し、製品を作って出荷するまでの工程でより良い仕組みを作っています。
製品性能が品質基準を満たしているかを確認し、お客様に保証します。また、環境に有害な物質が製品に含まれていないかも調査します。万が一、品質基準を満たさない製品が発生した場合は、お客さまに流出しないようにストップをかける重要な役目があります。
製品によってはとても高い品質が必要となり、非常に小さい異物や傷があるだけでも問題となります。もし不具合が見つかった場合は、色々な装置を用いて分析を行います。まずは欠陥が何かを確認しないと根本的な原因が判らず、良い対策は立てられませんからね。
東山フイルムの品質を守り、不具合対策の第一歩を担う、とてもやりがいのある仕事だと思います!
総務・人事・経理
会社全体が円滑に運営できるようにサポートする間接部門です。
総務担当は、会社の運営に欠かせない内容でありながら、担当部署がない業務を一手に引き受けています。人事担当は、適切な人員配置を計画したり、従業員が働くうえで必要な給与計算や社会保険、健康診断等の対応を行います。経理担当は、会社の日々の取引から生じるお金の管理や決算書等の作成業務を行います。これらは会社の経営と密接に結びついた重要な業務でもあります。
私は経理担当として日々、社内のあらゆる部署とやり取りをするので、これまで経験してきた複数の部署での経験と培った人脈がとても役に立っています。会社の経営に直接かかわる仕事も多く、難しさもありますが、責任とともにやりがいを感じています。
製品情報
各種ハードコートフィルム、離型フィルム、粘着・保護フィルムなど、お客さまのニーズに応える幅広いラインナップのフィルム製品を自社で開発及び生産しています。
MADE IN JAPANに拘るフィルムコンバーターとして、技術力の高さと大手メーカーには出来ない機動力で、世界中のお客さまから信頼を得ています。
受託加工・設備紹介
フィルムに一歩先を行く付加価値を生み出し、自社での生産設備の改良で実現する加工技術力で、お客さまのご要望に応えた製品を提供しています。
クラス100のクリーンルームでの高品質な製品の開発と、お客さまとの「モノづくり」のための設備をご紹介します。